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ご挨拶・あゆみ等

会長挨拶

金澤東山まちづくり協議会 会長 中村 驍

私達は、旧観音町通りと東山、浅野川大橋を中心としたその界隈の歴史と文化を決して遺物化せず『金沢東山文化』という金沢でも一つの文化をもっているこの地域を再生し、活性化させて生きた文化を次世代に継承したいと願っています。

金沢東山文化の発掘と再生、そして新しい時代にあった文化の創造をも考えた街づくりをしなくてはいけないと考えています。 観光資源としての東山界隈ではなく、生活と文化・歴史が一体となって自然発生し、創造される金沢を代表する東山界隈になりたいと考え、昭和61年に『東山まちづくり協議会』を発足させました。

金沢で第1号の地区計画制度の導入・こまちなみの指定、まちづくりの一手段としての『浅の川園遊会』の開催、さらに街の魅力の発掘と発信、現在から次代へのエネルギーが感じられる街のありかたを目指したいと考えます。 一躍 金沢の観光地として脚光を浴びてきた『東茶屋街』や『主計町』・『東山寺院群』などの他、新たな散策路を開発し、『祭りのある道』『自然景観や手わざの工芸にふれる道』『骨董巡りの道』『茶の湯や現代日本の風流にふれる道』など今まさに、日本人の心の故郷(ふるさと)として、自然・環境・伝統・文学・芸能・飲食の金沢文化の集大成としての生活空間『東山』の魅力を発進していきたいと思います。

金沢東山から日本へそして世界へ  新しく創造されつづける金沢文化の源流へ、どうぞアクセス願えれば幸いです。

(2012年)

金澤東山まちづくり協議会規約

 金澤東山まちづくり協議会規約(PDF)

まちの歴史と、金澤東山まちづくり協議のあゆみ

 わたしたち金澤東山まちづくり協議会は、昭和62年第1回開催の「浅の川園遊会」を支える会として誕生しました。金沢の伝統と文化の残る浅野川界隈で、この地のまちづくりと伝統と暮らしを支える活動に取り組んでいます。

沿革

昭和59年(1984)
・老舗文学ロマンのまちを考える会の界隈フォーラムで、まちづくりの手法を考える。
昭和61年(1986)
・東山まちづくり協議会設立
・浅の川園遊会開催
・マンション建設問題に取り組む
・金沢の景観を守る会結成
・浅の川の景観を守る会結成
東山1丁目地内でマンション建設を阻止するために、高さ制限を設ける地区計画制度を石川県で初めて導入に向け取り組む。
昭和63年(1988)
・東山1丁目地区地区計画告示
・マンション建設問題解決、浅野川右岸緑地公園となり、現在に至る。
(以前、浅の川演舞場が存在していた場所)
平成6年(1994)9月

12月
・まちづくり研修で、彦根キャッスルロード、長浜の黒壁館乃通り見学、新潟市二葉町のまちづくり学習ツアーと交流会
・金澤東山まちづくり協議会と、名称に「金澤」を付して再発足
平成7年(1995)8月
・旧観音町のこまちなみ保存区域指定に向けた調査に際し、観音町1、2、3丁目の3町会と金澤東山まちづくり協議会で「観音町通りこまちなみ懇話会」を結成し、ワークショップを行う。
・富山県八尾町、利賀村へまちづくり研修
八尾町坂のまち千年会議と交流
平成8年(1996)6月
・金沢市の「金沢市こまちなみ保存条例」に基づく保存区域として「旧観音町地域」が指定される。
古い家の改修や新築を望む住民の相談にのる。
・「とどろき亭」が指定第1号として進出
・岐阜県飛騨高山古川町視察
平成9年(1997)

6月
・四万六千日祭礼の行燈(画:木倉屋?造)の設置(15基、以降、毎年実施)
・のれん・明かりのすすめ
・『旧三田商店』が、「国登録有形文化財」に選定
平成10年(1998)
・「ひと・まち・くらし」(創刊号)発行
・川柳行燈設置(12基増設)
平成11年(1999)


10月
・「ひと・まち・くらし」(第2.3号)発行
・界隈マップの作成(以降、毎年作成)
・ほのかな明かり運動の推進
・主計町が、全国で初めて旧町名として復活
平成12年(2000)4月
6月
12月
・梅ノ橋、中橋が、ライトアップで照明普及会の優秀施設賞に選ばれる
・母衣町区域が、こまちなみ保存区域に指定
・『浅野川大橋』が、「国登録有形文化財」に選定
平成13年(2001)



2月
3月
5月
・川柳行燈設置(10基増設、画:クリフトン・カーフ)
・街角ミニギャラリー「まち空間」のリニューアル
・街角ミニオアシス(縁台設置:12台)運動
・界隈マップのカラー化
・東山河岸緑地の入り口に、本協議会の要望により、旧式の円柱型郵便ポストが復活
・交番とバス停、広場が完成
・『ひがし茶屋街』が、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定
平成14年(2002)
・街角ミニオアシス(縁台設置:3台増設)運動
・「絵はがき」[行燈絵、画:クリフトン・カーフ]作成 (4枚1組 2種類 1,000部)
平成15年(2003)

12月
・街角ミニオアシス(縁台設置:4台増設)運動
・「絵はがき」増刷 (1,000部)
・志摩が、国の「重要文化財」に指定 (全国2例目)
平成16年(2004)
3月
4月
6月


11月
・街角ミニオアシス(縁台設置:4台増設)運動
・『経田屋米穀店』が、「国登録有形文化財」に選定
・越中八尾のおわら町流しの実施(主催)
・『渋江家住宅主屋』が、「国登録有形文化財」に選定
・ホームページの開設
・界隈マップ(英語、中国語、韓国語)の作成
・『旧石川銀行橋場町支店』が、「国登録有形文化財」に選定
平成17年(2005)
4月

11月
・街角ミニオアシス(縁台設置:4台増設)運動
・越中八尾のおわら町流しの実施(浅の川園遊会との共催)
・オリジナル風鈴の作成検討
・『浅野川大橋詰火の見櫓』が、「国登録有形文化財」に選定
平成18年(2006)2月

4月

6月
・オリジナル民話「かわうそと風鈴」(著:山上たつひこ、装幀・挿絵:前田茂実)
発行 3,000冊・彦三緑地の拡張工事が完成
・オリジナル風鈴「東山かわうそ風鈴」(企画デザイン・制作:前田宏智)作成 175個限定
風鈴は、毎年、7/1〜8/31に吊り下げ、東山の夏の新しい音として定着していきます。
平成20年(2008)4月
6月
7月

10月
・浅の川園遊会(今回をもって休演)
・ホームページをリニューアル
・浅野川大水害(28日)
四万六千日の行燈設置を中止
・被害を受けた会員の20年度会費を免除
平成21年(2009)8月
・界隈マップ(英語版)作成
平成22年(2010)6月
・大正〜昭和初期の東山界隈の風景や芸妓の写真パネルを作成